自律神経の働きが乱れておこります
自律神経は交感神経と副交感神経の二つの神経系からなり、交感神経系の機能は、身体的活動や侵害刺激、恐怖などのストレスの多い状況において重要となります。交感神経系の亢進により血圧、心拍数を上げ、そして消化管、皮膚への血液量を減らして骨格筋への血液供給量が増加します。また、瞳孔と細気管支を拡大させることで視覚と血液への酸素供給を好転、そして肝臓でのグリコーゲン分解と脂肪組織での脂肪分解により必要なエネルギーを発生させます。
逆に、副交感神経系は交感神経系を鎮める役割をし、通常であれば双方の神経系が相互にバランスをとりながら代謝を制御しています。
ところが、ホルモンバランスが崩れるとどちらかが暴走を始め、変調をきたします。特に、更年期障害では「ほてり(ホットフラッシュとよばれています)」「のぼせ」「発汗」症状が多く見受けられるようです。
注意したい食事
辛い食べ物はできるだけ避けましょう。辛いものは交感神経を刺激し、血圧・心拍数を上昇させ、ほてりやのぼせ、発汗をさらに促してしまいます。
摂取すればよい食べ物は、野菜:ほうれん草、百合根、白きくらげ、山芋、小麦、黒豆、豆類、ごま、松の実、くこの実、長芋、柿、スイカ、レモン、キウイ、メロン、セロリ、もやし、冬瓜、にが瓜、椎茸、茄子、菊花、大麦、はと麦、そば、緑茶などがあげられます。また、魚介類:はも、いしもち、いか、かに、あわび、くらげ、なまこ、貝柱、牡蠣、すっぽん、わかめ、昆布、のり、ししみ、肉類:卵、鳥肉、鴨肉、豚肉がよいとされています。
さらに、ホルモンの働きを活性化するのに必要なのが、ミネラルです。ミネラルは貯金ができませんから、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、セレンなどを多く含んだものをとるとよいでしょう。
また、大豆などに含まれるイソフラボンは女性ホルモンのような働きをしてくれるので、豆腐、納豆などをとることも有効です。ただし、イソフラボンを摂取する場合は量に注意してください。国立健康・栄養研究所では、大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限を70‐75mg/日、特定保健用食品として摂取する場合の安全な一日上乗せ摂取量の上限をアグリコン換算(糖が外れた構造に換算)で30mg/日に設定しています。大豆食品(豆腐、納豆など)に関しては常識の範囲であれば問題ありません。
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更年期障害(英:menopause または postmenopausal syndrome, PMS)とは、ホルモン(エストロゲンの減少)の分泌バランスが崩れることにより起こる症候群である。主に閉経期前後の45〜55歳ころの女性に起こるが、40代以降の男性にも起こることがあり、特に男性に起こる更年期障害のことを男性更年期障害と呼ぶこともある。
原因は女性の場合、閉経期前後になると卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下することにより起こる。男性の場合、30歳前後よりテストステロンの分泌量が減り、その結果40代後半になってくると更年期障害の症状が起こることがある。
男性更年期障害が、女性の更年期障害よりも比較的問題となりにくいのは、テストステロンの分泌量の低下がエストロゲンのそれよりも緩やかであるため、その症状が表に出にくく、「年のせい」で片付けてしまうことが多くあるせいである。ただし、あくまで女性の場合と比較してということであって、男性の場合も、個人差により強い負担や自覚症状を伴う場合がある。
治療方法は、女性に対しても男性に対しても、ホルモン療法が有効とされる。その他、漢方薬や精神安定剤を使って治療することもある。
男性に対してはほかにクエン酸シルデナフィルのようなED治療薬を使用することもあるほか、生活習慣を改めることにより症状が軽くなることもある。