度忘れが頻繁に・・・
更年期の時期は老化の玄関口です。人や物の名前が出てこない、「あれ」とか「なに」がつい口をついて出てくるなど物忘れが気になり出します。
脳は刺激を与えてあげると活発に活動します。たとえば、本を黙読するよりは声に出して読んだ方がいいですし、声に出して読みながら書き写すとさらによい結果が得られます。脳の活動が1日のうちで一番活発なのが、午前10時から11時のあいだだそうです。できれば、その時間帯に脳に刺激を与える訓練をすれば、まだまだ脳は進化します。
脳の活動に必要なエネルギーは「ブドウ糖」です。より正確に言えば、ブドウ糖しかありません。ブドウ糖は糖質から作られますが、脳は体が必要とする1日のブドウ糖の約20%を消費します。しかも、他の臓器は余ったブドウ糖をグリコーゲンという形に変えて貯蔵しますが、脳内で貯蔵できる量はごく微量でしかありません。つまり、常時補給してあげないと十分な活動ができないわけです。糖質というと砂糖など甘いものを連想しますがそれだけではありません。一番身近なものはお米などの穀類です。特にお米は他の糖質に比べて消化が遅いので(俗にいう腹持ちがいい)血糖値の上昇がゆるやかで、持続する優れものです。
記憶は、新しいものを覚える、覚えたものを保持する、覚えたものを取り出すという3つの機能から成り立っています。このなかで、新しいものを覚えるのに関わりのある物質がアセチルコリンです。これを40〜50歳代の人に投与すると新しいものを記憶する力がアップした実験結果もあるくらいです。
記憶力アップ
脳はタンパク質でできていますが、水分を除くとタンパク質の占める割合は40%しかありませ ん。のこりの60%のうち50%が脂質なのです。ダイエットメニューで徹底的に油を使わない、 あるいは脂肪の少ない食べ物を紹介しているものがありますが、体は適度の脂質を必要としていることを忘れないで下さい。
この脂質の中で、脳の活動にとってとても重要な物質があります。それは、DHA(ドコサヘキサ エン酸)です。このDHAは、脳の神経、血管の細胞膜を造って機能を維持する、神経細胞間の 信号伝達をやりやすくするため、細胞膜を柔らかくしてアセチルコリンなどの作用を活性化す る、体温を上げたり、睡眠を誘発する、脳内血流を増加させるなどの働きがわかっています。
DHAは、青背の魚(さんま、いわし、あじ、さばなど)に多く含まれますが、α−リノレン酸という脂肪酸からも合成されます。しかし、脳内での合成率がとても低いので、直接DHAを摂取する ほうが効率的と言えます。
ただ、DHAばかりを摂取すると、脂質は有害な過酸化脂質になりやすいので脳にはよくないの です。青背の魚にはDHAの他に抗酸化物質であるビタミンEを含んでいますから、過酸化脂質 の生成を抑制してくれます。また、抗酸化物質のビタミンC、E、β−カロチンを多く含むカボチャ や人参などを一緒に食べるのも同じ抑制効果があります。
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更年期障害(英:menopause または postmenopausal syndrome, PMS)とは、ホルモン(エストロゲンの減少)の分泌バランスが崩れることにより起こる症候群である。主に閉経期前後の45〜55歳ころの女性に起こるが、40代以降の男性にも起こることがあり、特に男性に起こる更年期障害のことを男性更年期障害と呼ぶこともある。
原因は女性の場合、閉経期前後になると卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下することにより起こる。男性の場合、30歳前後よりテストステロンの分泌量が減り、その結果40代後半になってくると更年期障害の症状が起こることがある。
男性更年期障害が、女性の更年期障害よりも比較的問題となりにくいのは、テストステロンの分泌量の低下がエストロゲンのそれよりも緩やかであるため、その症状が表に出にくく、「年のせい」で片付けてしまうことが多くあるせいである。ただし、あくまで女性の場合と比較してということであって、男性の場合も、個人差により強い負担や自覚症状を伴う場合がある。
治療方法は、女性に対しても男性に対しても、ホルモン療法が有効とされる。その他、漢方薬や精神安定剤を使って治療することもある。
男性に対してはほかにクエン酸シルデナフィルのようなED治療薬を使用することもあるほか、生活習慣を改めることにより症状が軽くなることもある。